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ハープの歴史
ハープは人類最古の楽器のひとつといわれ、古くから愛されてきました。
誕生の起源は狩で使用されていた弓矢を改造し、発展した楽器といわれています。
武器が楽器になった平和の象徴ともいえる楽器です。
古代よりハープの音色は人の病を治す薬として用いられていました。
旧約聖書にでてくる、古代へブライの王サウルはダビデの演奏するハープの音色を聞いて、閉ざしていた心を開き、長い間わずらっていた病を癒したとあります。
長い時を経て小型の竪琴のようなハープから徐々に音域の広い大きなハープが登場するようになっていきました。
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18世紀の時のフランス王妃マリーアントワネットがサロンで好んでハープを演奏し、フランス上流階級の貴族の間で大流行しました。この頃のハープはまだ楽器としては完成されておらず、調性としてはかなり制限がありました。
その為多くの作曲家はハープを用いた作品を作りませんでした。
ハープの協奏曲はモーツアルトのフルートとハープの協奏曲とヘンデルのハープ協奏曲が有名です。
19世紀にフランスのピアノ製造会社であるエラール社がついに調性が自由に変えられるダブルアクションペダルハープ(今のグランドハープの形)を開発し、今日に至っています。
現代では楽器の女王と言われているハープの音色をお楽しみください。 |
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